MRC監督:福澤潔
2014年の秋~年末にかけてフルマラソンを走った方も多いと思います。年明けからの冬の練習方法についての注意点を以下にまとめてみました。皆さんも参考にしてみてください。
1.服装の注意点(ウエア・グッズ)
●服装は重ね着より、風を避けるためのウインドブレーカーが有効です。
保温は空気層によって決まりますので、長袖Tシャツなどの上にウインドブレーカーとランニングコートなどで軽量化を図りましょう。
●必要に応じて帽子・サングラスを着用しましょう。
●手袋はシャツ1枚と同様と言われています。
0℃前後の朝夕は厚手の手袋を準備してください。
●帽子も0℃前後の朝夕はニット帽などで保温しましょう。
日差しのある日中はこの限りではありません。
●フリース等は使用するときは、汗がそのまま残ってしまいますので練習後は速やかに着替えるようにしましょう。
2.練習環境の注意点
●秋にレースを行った方は走りこむ必要はありません。
年末までの疲れのある方は疲労を取り除いてください。
●1月、2月は一年の中で一番寒い時期です。
風が強い時は練習強度を落としモチベーションを保ちましょう。
●風速1m/secで体感温度は1℃下がると言われています。
周回コースより風を遮るような場所を選んでください。
●寒さから関節の可動範囲・筋肉も固くなっています。
温熱クリームなど利用し保温に努めましょう。
●走り始めはゆっくりとウォーミングUPを意識して徐々にスピードを上げてください。
●基本的に練習は1年中同じことの繰り返しでかまいません。
冬は故障のリスクが高いのでJOGを多用しましょう。
3.1~3月にレースのある方へ
●1月・2月・3月にフルマラソンのレースがある場合の走り込みは不要です。
●移動性の低気圧により天候は1日で大きく変化します。雨・寒さ対策のための
①レインコート
②ビニール手袋
③簡易カイロ(ホカロン)・ホットクリーム
などを準備しましょう。
●当日の天候でロングタイツや長袖Tシャツ・手袋・帽子などで快適なコンディション作りを心がけましょう。