ミズノランニングクラブ(MRC)では、現在年間で約17大会のペースアドバイザーを行っていますが、中でも大阪マラソンは配置時間の幅が3時間~6時間と広く、かつ15分ごとと短い間隔でペースセッター(大阪マラソンでは、ペースアドバイザーを、ペースセッターと呼ぶ)が配置されていて、全国から26人ものMRCメンバーが集まって担当しています。4時間を担当した遠藤範子さんにレポートしてもらいました。
ゴール後のキラキラした笑顔がペースセッターをする喜びです
4時間担当:遠藤 範子(MRCメンバー歴8年)
私は3年連続での大阪マラソンペースセッターを担当し、今年は4時間を任されました(2013年は3時間45分、2014年は6時間を担当)。サブ4というと、市民ランナーの中では1つの目標となるタイム。大阪マラソンでも多くのランナーが目安にするだろうと思い、いつも以上に気が引き締まりました。
ペースセッターのやりがいは、たくさんのランナーと言葉や笑顔を交わせるところだと私は思っています。そして、私たち市民ランナーがペースセッターをやる意味は、市民ランナーの気持ちが良く分かるところにあると感じています。
今回、出場者一人ひとりにとって、納得のいくレース・良いレースとなるように、その時々の状態を見ながら、声掛けを行うように心掛けました。マラソンは個人競技ですが、集団で走った方が楽にレースを運べます。またせっかく同じ大会で同じタイムを目指しているランナーなので、みんなで目標を達成できるような雰囲気作りをすることも私の目標でした。その一環として、集団全体を見て気持ちの疲れを感じた時に、「4時間達成するぞ!」「オー!!」とみんなで声を合わせて、心の元気とモチベーションアップを図ったりもしました。力強い声や、笑顔が返ってきて、私も元気をもらいました。
大阪マラソンは比較的走りやすいコースですが、42.195kmの中には苦しい場面もあると思います。リラックスできるように笑顔を誘うこともありますが、苦しさに立ち向かって必死に頑張っているランナーの姿を見た時には笑いは封印して、真剣な声掛けに切り替えます。歯を食いしばって走った方も含めて、ゴール後に全員が最高の笑顔になるように、どこかで少しでもお手伝いができれば、ペースセッターとしてとても嬉しいことです。
今回は、スタートからゴールまでレースを共にした方もいましたし、苦しい場面で粘って付いてきて目標を達成された方もいらっしゃいました。ゴール後に、たくさんのキラキラした笑顔が見られたことが、今回大阪マラソンのペースセッターをして一番嬉しかったことです!

今年もランナーの頑張りを支えました
大阪マラソンは、沿道の応援も盛大で、ボランティアの方も温かく、私自身も楽しませていただきました。たくさんのランナーの走りを見て、接して、私自身のマラソン競技へのモチベーションも上がって頑張る意欲をもらいました。
参加された皆さん、お疲れさまでした!