岡田夏来さん(55歳)
1992年MRC入会
走歴:37年
フルマラソンベスト:2時間26分53秒
学生だった10年間は陸上部に所属し、主に駅伝を中心に走っていました。
社会人になりその後の4年間はたいした運動もせず順調に?太り出し、気が付けばポコッと出たお腹を鏡で眺める日々でした。
きっかけは「格好良いお父さんになりたい」
再び走り始めたのは26歳のとき。子供が産まれることを知り、この子のために格好良いお父さんになりたいと思ったことがきっかけでした。
市民マラソン大会のデビューは3月の篠山マラソンで4時間10分でゴール。
しかし、その後送られて来たゴール写真にヘトヘトな私の横でバニーの格好をした笑顔のランナーが写っており、「全く格好良いお父さんじゃない」と思い、再奮起。
バニーちゃんのいないところでゴールしたいと、それからはなんのノウハウもないくせに時間があればとにかく走っていました。
そして11月のいびがわマラソンで2度目のフルマラソンに挑戦。
途中で時計を止めてしまうアクシデントがあり、それからは時計なしでただひたすらにゴールを目指しました。
その結果、2時間41分でゴール。
思いがけないタイムでゴールした私はその場で号泣し、それがマラソンにはまった瞬間でした。
ここでの半年間は私にとっての原点です。
それから運良くミズノランニングクラブに入れて頂き今日に至っています。
仲間(=ライバル)のおかげで走行距離は地球4周分
今まで約35年間、距離にしてざっと16万km(地球4周)走って来ました。
ここまで続いてきた理由の一つに「仲間」の存在が大きかったです。
年齢や性別、仕事等に関係なくクラブや大会、または練習会で知り合った仲間(私の中では仲間=ライバル)と切磋琢磨、競い合うことでそれがモチベーションにもなり私自身も心身ともに成長しました。
それは走りの記録だけではなく仕事や家庭全てにおいて言えることです。
私は「ライバル」という言葉が大好きです。
私達が指導している淀屋橋ミズノランニングクラブ(YMRC)のチームテーマ「大きな団結力と小さなライバル心」はそういった思いから私がつけたものです。
また、走り始める前は色々と多趣味だったのですが、走ることに熱中しだすと同時に大会に参加することが私の唯一の趣味となりました。フルマラソンだけで約250回。
トラック競技からウルトラまでその他の大会を入れたら数え切れないほどの大会に参加させていただきました。
その中で自分自身のこだわりの大会を見つけ、その大会には体調をしっかり整えて挑むなどとことんこだわりました。
篠山や福知山は20回以上、四万十川ウルトラマラソンには16回連続で参加しました。
とくにその四万十では「ミスター四万十」なる称号もいただき、20回大会時には特別表彰もしていただきました。
また、今、モチベーションを維持している一つにランナーズ誌で行なっている年齢別ランキングがあります。
ここで1番になる事が今の私の目標です。
過去最高順位は4位。(昨シーズンは34位でした)
頑張ってもう一度上位に名前が載るように頑張りたいです。
格好良いお父さんになるために走り出したそのきっかけになった娘も今や3人の母親です。
これからは格好良いじいじになるために走り続けなければと思っています。
と、偉そうな事を言いながら、走り事を一番長続きしているのは、やはり走った後のビールが飲みたいだけなのかも知れませんが(笑)