福地政代さん(51歳)
2007年MRC入会
走歴:15年
フルマラソンベスト:3時間19分08秒
初マラソンは「ホノルルマラソン」……。
そんな女性ランナーが増え始めたころ、ブームに乗ってホノルルマラソンツアーに参加。
タイムなんて気にしない、メインは走ったあとの観光やお買い物。
そんな私が、51歳になった今でも走り続けているとは、当初は考えもしませんでした。
練習のベースは、夫といっしょに犬の散歩+60分JOG
起床して、まずは夫と一緒に愛犬の散歩を30〜40分。
起き抜けにいきなりは走れないので、この散歩がウォーミングアップ代わりになります。
散歩のあとの60分JOGが基本の練習です。夫も市民ランナーなので一緒に走ります。
ペースはその日の天候や体調で決めますが、コースはいつも大体同じで、家から1.5kmの公園まで行き、周回しています。
このくらいの量が、今の私には時間的にも体力的にも「ちょうどいい」「心地よい」練習です。
SMRCの仲間たちと10~15㎞のペース走も
毎朝の60分JOG以外には、月1回のSMRC練習会が中心です。
週末には10~15kmのJOGかペース走の練習を行っています。
一人で黙々と走るのは辛いし楽しくありません。仲間の力を借りると、途中でやめたくなっても頑張れます。
いつもは皇居を走りますが、たまには場所を変えたり、観光ランをしたりして気分転換。
走る仲間がいることは本当にありがたいです。
故障や貧血対策も念入りに
[ケア]
仕方がないことですが、年々故障してしまうことが多くなり、疲労もなかなか取れなくなっていると感じています。
そのため練習後のストレッチは必須ですが、疲れたなと感じたら早めに身体を休めて疲労をためないようにしています。
張りや痛みがひどいときは接骨院でマッサージや鍼治療を受けたり、近所のスーパー銭湯でのんびりしたりすることもあります(これが一番好きです)。
故障や疲労が続くと練習も楽しめないうえに、以前より治るまでの時間がかかってしまうので特に気を付けています。
[貧血]
貧血に悩むランナーは多いと思います。
私も貧血になりやすいので、年2回の定期検診は必ず受けて数値を確認します。
面倒な時もありますが、女性は婦人科系の病気が原因になっていることもあるので気を付けています(数年前に婦人科系の病気で手術をしたときはずっと貧血が続いていました)。
レース2~3週間前に15~20㎞のレースペース走で余裕度を確認
ここ数年、フルマラソンを走るのは年2回程度。
自己ベスト更新を目指したいところですがなかなかそうもいきません。
せっかくエントリーして(最近はエントリーも大変ですね)参加するので、できるだけ体調万全にレースができるように準備します。
レース2~3週間前に1度、レースペースで15~20km程度走ってみてどのくらい余裕があるか確認します。
ただし、ここで余裕があってもなくてもあまり動揺しないようにします(ここが私の一番弱いところですが)。
超長距離走(30km走)やスピード練習(インターバル)はしません。
ひたすら普段の練習(60分JOG)をレースの2日前まで続けます。
私の場合、もともときつい練習はしていないので、2日前から休養すれば十分なのです。
そしてレースの結果が良くても悪くてもあまり引きずらないことにしています。
気にしすぎると、何か変わったことをしてしまいたくなるので……。
「ちょうどいい」「心地よい」がランニングを続けるコツ
毎朝の「ちょうどいい」「心地よい」練習と、週末の練習で月間走行距離は300~400kmになります。
市民ランナーとしてランニングを続けるためには「無理をしない」で「楽しむ」ことが大事だと思います。
私はこれからも、「ちょうどいい」「心地よい」練習を続けてランニングを楽しんでいくつもりです。