伊東忠彦さん(46歳)
2011年MRC入会
走歴:11年
フルマラソンベスト:2時間48分52秒
学生時代は陸上部に所属し毎日走っていましたが、社会人になってからは陸上から離れ、35歳当時の私は体重65kg、体脂肪率20%の体型になっていました。
ちょうどその頃、第1回東京マラソン(2007年)でがんばっている市民ランナーの姿をテレビで見ました。
「私も長い人生の中で一度ぐらいはフルマラソンを走ってみたい」と気持ちをかき立てられ、再び走り始めました。
体調に合わせてコースを選ぶ通勤ラン
走り始めた当初は20分も走ることができませんでした。
しかし走る回数と時間(距離)が増えるにつれ、身体も自然と絞れてきました(走り始めてから半年後には体重53kg、体脂肪5%の体型になりました)。
その頃の平日の練習は、出勤前の早朝30分と帰宅後60分のジョグがメインで、ライフスタイルの中にランニングがうまく溶け込んでいました。
しかし、平日の限られた時間の中で家族の理解を得て、練習時間を捻出するのは容易ではありませんでした。
そこで時間を有効利用できる通勤ランに切り替えることにしました。
現在、出勤時は会社までの最短距離(7.5km)を走り、帰宅時はその日の体調に合わせて遠回りや起伏のあるコースを選んでいます。
街中は信号待ちなどでペースを保って走れませんが、商店のガラスに写る自分のランニングフォームを細かくチェックしています。
腰の位置、腕振り、着地と蹴り出し、身体全体がぶれていないかなどを確認しながら走っています。
【週末トレーニング】追い込みすぎないようほどよい練習を継続
春~夏
現状のスピード確認の意味で陸上競技大会(トラックレース)に出場しています。
現在、インターバルなどのスピード練習は全くしていませんが、5000mは30年近く前の学生時代とほぼ同タイムで走ることができています。
秋~冬
土手などにある歩行者専用道路で、レースペースで15~20kmをコンスタントに走っています。
きつい練習を続けるとケガのリスクが高まりますし、追い込みすぎるとメンタル面でもオーバートレーニングになってしまいます。
腹八分目の練習を継続するように心がけています
また、仕事では10日ごとに宿直業務があるので、その日は休養日・休肝日にあてています。
月間走行距離は450km前後になります。
身体の「声」を聞き、しっかりケアする
トップ選手でも市民ランナーでも同じことだと思いますが、ランニングを継続する最も重要なことは『故障しないこと』だと思っています。
そのために、常に練習内容を見直し、身体をケアすることを大事にしています。
練習前後のストレッチ、とくに練習後はアイシング、テニスボールを使用した臀部のマッサージ、ゴルフボールでの足底筋のマッサージを必ず行ないます。
痛みが出た時はすぐに練習量を減らし、様子を見ながら痛みが出ない範囲で走るようにしています。
さらに、疲労回復に一役買ってくれるのが温泉です。
私は「おんせん県おおいた」に在住しており、源泉かけ流しの天然温泉がたくさんあります。
練習後の温泉は格別ですし、入浴中も足を1時間以上もみほぐして疲労回復に努めています。
常に身体をケアしているので大きな故障もなく、フルマラソンでは今現在23回連続サブスリー達成中です。
どこまでサブスリーを連続できるのか自分自身も楽しみに日々トレーニングを励んでいます。
また、モチベーション維持に繋がっていると思います。
皆さんも自分の身体と対話をしながら生涯現役を目指し、走り続けて下さい。
市民ランナーに引退なし!楽しくランニングライフを送りましょう!!