佐喜眞淳子さん(43歳)
2010年MRC入会
走歴:10年
フルマラソンベスト:3時間09分25秒
半信半疑でランニングをスタート
たまたま私の周りにマラソンをしている人が多く、大会を見るのが好きだったのでよく応援に行っていました。
「せっかく毎回来ているなら、応援もいいけど自分で走ってみたら?」と勧められ、ランニングクラブに入部しました。
社会人になってからは走ることとは縁遠い生活でしたが、友人と「1人4kmだったら走れるかも」と軽い気持ちで地域の駅伝に出たとき、ペース配分も分からずスタートダッシュして、途中で歩いてヘトヘトになった記憶があったので、「フルマラソンなんて長い距離を走れるようになるのかなぁ?」と、半信半疑で始めました。
初めは距離の測り方も分からなかったので、時間を決めて家の近所を1日20分、週3回程走り、徐々に時間と回数を増やしていきました。
少し走れるようになると大会に参加するようになり、好きな大会や外せない大会が増えていきました。
大会参加や走る時間が増えると、疲れからストレッチやマッサージ等の身体のケアをする時間が減り、疲労を重ね、年齢も重ね、だんだん大きな故障が増えていきました。
そして、故障しても「エントリー代が勿体無い」とか「ペースを落とせば完走できる」とか「月間走行距離が稼げるから」と、大会に出ることを優先し無理して走ってしまい、また悪化する、を繰り返すようになりました。
練習とは違って大会では無理ができてしまうので、フルマラソンが身体に与えるダメージも考えて年間の計画を立てなければいけないと気づき、今は身体の負担を考えて参加する大会の数を減らし、ストレッチを習ってコツコツ続けるようにしています。
「よしできた!」がやる気アップの源
日々の練習は、ストレッチをして、少しウォーキングしてから走り出すようにしています。
平日は、1日10km前後のジョグ。週末は、河川敷の草地を走って脚のダメージを減らし、少し距離を延ばすようにして、週1~2回は休養日を入れ月間300km前後を目指しています。
目標達成は焦らず、先ず手が届きそうな小さな目標をたくさん立ててひとつずつクリアする、そうすれば大きな目標に繋がるはず。
「よしできた!」と嬉しい気持ちがやる気もアップさせると思っています。
緊張感とワクワクを忘れないために
緊張感とワクワクを忘れないために毎年続けていることがあります。
それは、年に1回参加したことの無い大会を探して、1人で行くことです。
調子が良いときは、絶対ゴールするために敢えてタオルを持って行かず、完走タオルをもらうことを目指して走ります。
また、帰りの電車は頑張って走らないと間に合わないようなギリギリの乗車時刻の切符にするなど、自分にプレッシャーをかけたりします。
頑張りたいときは、必死の形相で「ゼェハァ」言いながら走っても知り合いがいないので恥ずかしくありません。
楽しみたいときは、知らない土地や知らないコースを走ると色々な発見があり、景色に感動したりその地域の方と交流したり、特産物を買ったりと、のんびりその大会を満喫するのも良いです。痛みや故障の不安を無くし、ワクワクしてスタートラインに立てるように、「ちいさなことからコツコツと」。