前田淳子さん(56歳)
2016年MRC入会
走歴:40年
フルマラソンベスト:2時間44分21秒
継続は力なり
走歴などあまり気にしたことはありませんが、高校から陸上を始めてかれこれ40年になります。
途中出産等でブランクはありますが、私の人生にはいつもランニングがありました。学生や実業団の頃はここまで続くとは思っていませんでした。
現役を何の未練なく終え、もう走ることはないと思っていましたが、自分の意志でまた走り始めました。
今考えてみると、独身の頃は自由気ままに、出産後は子供たちが寝ている間に、子供たちが小学生の頃は学校に行っている間、中高時代は部活の応援の空き時間、家を離れてからはラン仲間と共にというようにそのときどきの環境に合わせて走り続けて来ました。
そのため走る時間は早朝であったり、昼間であったり、夜であったりと様々でした。自分のやる気さえあれば、朝であろうが昼であろうが夜であろうが走れます。自分のライフスタイルに合わせて工夫すれば楽しく続けられます。その時の環境に合わせて出来ることをやる!それが40年も続いている要因でしょうか。
無理せず、欲張らず、ひとつひとつ
現在の走行距離は、月間300km前後ですが、若い頃は600km前後走っていました。
生活環境も大きく変わった50歳くらいをさかいに、故障も多くなりなかなか治りづらくなりました。そこで、走る距離を減らし筋力をつけるために筋トレを週1~2回入れるようにしました。
出場するレースを決めると脚作りから始め、距離が踏めるようなってからペース走やビルドアップ走を行います。仕上げはスピードというより、レースより少し速めのミドルペース走で体調を上げていきます。
ここで重要なのが、タイムよりも余裕度です。同じペースで走れても余裕がなければ、マラソンになると厳しいですからね。でも、きつい練習ばかりでは続かないので、リフレッシュする日も必要ですし、逆に追い込む(頑張る)日も必要です。
超回復の原理を理解し、メリハリのある練習をしましょう。時には体調を崩す時もあります。そのときはよい休養だと思って、足踏み、いえ後退しても良いと思います。健康な体あってのランニングですから。
またマラソンは個人競技ですが、仲間と一緒に走ることも大切だと思います。仲間と一緒に大会に参加したり、リレーマラソンや駅伝を楽しんだりもいいでしょう。でも楽しくと言っても目標は必要です。小さい目標をひとつひとつクリアしていく達成感を味わうと、きっと誰もがランニングに病みつきになると思います。
「無理せず、欲張らず、ひとつひとつ」です。