今年も、申込み開始20分後には定員に達してしまっていたという、大変な人気ぶりをみせる「つくばマラソン」ですが、魅力はなんといっても好記録を狙える”高速コース”。
初心者には走りやすく、記録狙いのランナーには間違いなく”本番レース”と位置付けられる大会です。
都心からの交通の便もよく、気候も都心と変わらないため、コンディションが整え易く、ベストの体調で挑める大会となるでしょう。
今年は、更に安全で走りやすい大会とするために幾つかの変更点が有るようです。
・マラソン(42,195km)のコースが、往復コースから周回コースに。
・スタート方法が、ウェーブ(時間差)スタート実施になります。
・陸連登録者でも、3時間30分の公認記録を提出しないと前方からのスタート位置が認められない。
など、スタート時の混雑緩和やレース中の安定したペース配分を実現すべく期待を持たす変更になっています。
- ペースアドバイザー時間:4時間、4時間30分、5時間 2名ずつ
ポイント
- フルマラソンのコースが変更されています。コース図を見ても直線が大半を占めているので、走りやすく、ペース作りも容易になるでしょう。直角に曲がるカーブが有ります。転倒や接触に気を付けてください。カーブでは大回りをして、内寄りの密集を避けて身の周りのスペースを確保しましょう。
- フルマラソンのスタート方法が変わり、ウエーブスタートが実施されます(詳細はHP等で確認してください)9:00~9:20の間で、3~4段階のウエーブ(時間差)スタートになるようです。申込時の申告タイム順に並びますので、事前に自分のスタートブロックは確認しておきましょう。スタート時間に遅刻すると、最後尾からのスタートとなり、計測タイムもスタート予定ブロックから計測が始まってしまいます。時間には余裕を持ってスタート位置に並ぶようにしてください。ウエーブスタート導入により、スタート後はスムーズに自分のペースで走れるはずです。オーバーペースに気をつけて、ペースが安定するまでは1キロ毎ラップタイムをとり走行ペースの確認をする ようにしましょう。
- 定員が2,500名、昨年より増えています。例年以上に道中の混雑が予想されますので、早目の行動で会場に入るようにしましょう。会場に早目について、アップ・トイレ等の準備を済ませ余裕を持ってスタートラインに立ちましょう。
- ペース設定に自信の無い方は、ペースアドバイザーを利用してください。4時間、4時間30分、5時間のタイム設定でペースアドバイザーが入ります。ペースアドバイザーは、グロスタイムで目標タイムをクリアする様にペース設定をしていきます。ゴールまで連れて行ってもらう。そんな感覚でアドバイザーを利用してみて下さい。
文/MRC沼野英彦